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コラム2026年10月6日

会計と税務の1年カレンダー|法人・個人事業主が「いつ・何を」するか一覧

「税金の手続きは、いつ、何をすればいいの?」――会社を作ったばかりの方や、開業したばかりの方から、よくいただく質問です。会計と税務の仕事は、毎日・毎月・毎年のリズムで決まっています。この記事では、法人と個人事業主それぞれについて、1年の流れをカレンダー形式で整理します。

  • 毎日・毎月・年1回の「3つのリズム」
  • 毎月10日の源泉所得税など、毎月の決まりごと
  • 1月・3月・6月などの主な期限と、決算月から2か月後の申告

01THREE RHYTHMS会計・税務は「3つのリズム」で動く

細かい作業は毎日・毎月、まとめの作業は年に1回です。

1
毎日〜毎週

領収書・請求書の整理と、帳簿への記帳。クラウド会計なら銀行やカードの明細を自動で取り込めます。

2
毎月

給与の支払いと源泉所得税の納付、社会保険料の納付、月次の試算表の確認。

3
年に1回

決算と申告。あわせて、年末調整や法定調書など、年に一度の手続きがあります。

毎日記帳領収書・明細の整理
毎月月次の締め試算表で数字を確認
四半期振り返り売上・利益の進み具合
決算月決算1年分の数字を確定
2か月後申告・納付法人税・消費税など

毎日・毎月の記帳ができていれば、決算と申告は「まとめるだけ」になります。年に一度まとめて片づけようとすると、期限前に慌てる原因になります。

02MONTHLY毎月やること

毎月の決まりごとは、給与と税金・社会保険料の支払いが中心です。

月末まで記帳前月分の取引を入力
給与日給与の支払い源泉所得税を天引き
翌月10日源泉所得税の納付前月に天引きした分
翌月末社会保険料の納付前月分(会社負担分も)
月初〜中旬試算表の確認売上・利益・現預金
源泉所得税は「翌月10日」

給与や税理士報酬などから天引きした源泉所得税は、原則として支払った月の翌月10日までに納めます。

納期の特例

給与を支払う人が常時10人未満なら、届出をすると年2回(7月10日と1月20日)にまとめて納められます。

社会保険料は「翌月末」

健康保険・厚生年金の保険料は、当月分を翌月末日までに納めます。口座振替が一般的です。

源泉所得税は、遅れると不納付加算税や延滞税がかかることがあります。期限の10日(特例なら7月10日・1月20日)は、カレンダーに入れておきましょう。

03ANNUAL CALENDAR1年の主な期限カレンダー

決算月に関係なく、毎年同じ時期にやってくる手続きがあります。

月主な手続き対象
1月源泉所得税の納付(納期の特例・7〜12月分)…1月20日法人・個人
法定調書合計表・給与支払報告書・償却資産申告…1月31日法人・個人
2月所得税の確定申告の受付開始…2月16日個人
3月所得税の確定申告…3月15日/個人の消費税の申告…3月31日個人
5月3月決算法人の申告・納付…5月31日法人
月主な手続き対象
6月住民税の新年度スタート(給与からの天引き額が切り替わる)法人・個人
7月源泉所得税の納付(納期の特例・1〜6月分)…7月10日法人・個人
社会保険の算定基礎届・労働保険の年度更新…7月10日法人・個人
7月・11月所得税の予定納税(前年の税額が一定以上の方)個人
12月年末調整(12月の給与または翌年1月の給与で精算)法人・個人

※期限の日が土日祝日の場合は、翌平日が期限になります。

1月は、年末調整の後始末・法定調書・給与支払報告書・償却資産申告が重なる「いちばん忙しい月」です。12月のうちに準備を始めると安心です。

04CORPORATION法人は「決算月と2か月後」が山場

法人の申告期限は、決算月(事業年度の最後の月)で決まります。

決算の2〜3か月前着地見込み利益の見通しと節税の検討
決算月決算日在庫の棚卸し・残高の確認
決算後1〜2か月決算整理決算書を作る
2か月以内申告・納付法人税・地方税・消費税

節税の手が打てるのは、決算日まで。決算が終わってからでは間に合いません。決算の2〜3か月前に、利益の見通しを確認しておきましょう。

決算月申告・納付の期限中間申告の目安
3月5月末11月末
6月8月末2月末
9月11月末5月末
12月翌年2月末8月末

※中間申告は、前期の法人税額が20万円を超える場合などに必要です。期限は事業年度開始から6か月を過ぎた日から2か月以内です。申告期限の延長の特例を受けている場合は、期限が異なります。

05SOLE PROPRIETOR個人事業主の1年の流れ

個人事業主は、1月1日〜12月31日の1年分を、翌年3月15日までに申告します。

1月法定調書など1月31日まで
2〜3月確定申告2月16日〜3月15日
3月末消費税の申告課税事業者のみ
7月・11月予定納税対象の方のみ
12月1年の締め年末調整・記帳の確認
記帳は毎月

1年分をまとめて入力するのは大変です。毎月締めておくと、申告の準備が楽になります。

納付も3月

所得税の納付期限は3月15日、消費税は3月31日です。振替納税なら引き落としは4月ごろになります。

6月以降も支払いがある

住民税・個人事業税・国民健康保険料などは、申告の内容をもとに6月以降に通知が届きます。

06TIPS期限に遅れないための3つのコツ

「期限を知っている」より、「期限前に準備が終わっている」しくみが大切です。

期限をカレンダーに登録

毎月10日の源泉所得税や、決算月から2か月後の申告期限を、最初に登録しておきます。

クラウド会計で毎月締める

銀行・カードの明細を自動で取り込めば、記帳の手間と漏れが減ります。

税理士と予定を共有

決算前の打ち合わせや、資料を出す日を、あらかじめ決めておきます。

沖税理士事務所では、記帳代行から決算・申告までを一貫してお手伝いし、期限の管理もこちらでおこないます。専用LINEなら、土日祝も24時間以内にお返事します。

この記事のまとめ
  • 会計・税務は「毎日の記帳」「毎月の締めと納付」「年1回の決算・申告」の3つのリズム
  • 源泉所得税は原則翌月10日、納期の特例なら7月10日と1月20日
  • 1月は法定調書・給与支払報告書・償却資産申告、3月は個人の確定申告、6月から住民税が切り替わる
  • 法人の申告は決算月から2か月以内。節税の検討は決算の2〜3か月前に

Q&AFAQよくあるご質問

Q申告期限に遅れるとどうなりますか?
A

無申告加算税や延滞税がかかることがあります。また、法人で青色申告の会社が2期続けて期限に遅れると、青色申告の承認が取り消されることがあります。遅れそうなときは、早めにご相談ください。

Q決算月はいつにするのがよいですか?
A

決まった正解はありませんが、繁忙期を避けて、決算の作業に時間を取りやすい月にする方が多いです。会社設立のときに、売上の波や消費税の免税期間もふまえて決めるのがおすすめです。

Q納期の特例を使うには、どうすればいいですか?
A

「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を税務署に出します。給与を支払う人が常時10人未満であることが条件です。

CONTACT数字のことは、まるごとご相談ください。

沖税理士事務所では、記帳代行から決算・申告、節税のご提案、税務調査の立ち会いまで、クラウド会計とオンラインで一貫してサポートしています。専用LINEなら、土日祝も24時間以内にお返事します。

※本記事は2026年10月時点の一般的な内容です。個別のご判断は、お気軽にご相談ください。

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